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日本PTA全国研究大会 川崎大会

川崎大会に参加して

 

縄手北小学校PTA

島田孝子

 

〜1日目を終えて〜

 

 登壇された先生方の皆さんがおっしゃっていた共通する事柄は、以下でした。

・寛容であること

・ちがいを認める

・まずはおとなが楽しむ、幸せになる

・子育ては口出しせず、見守る

・心身ともに安心安全な場づくり

 言いまわしがそれぞれでしたので、私の言葉で一括してまとめていますが、先生同士も頷きながらお話を聞いてらっしゃったのが印象的でした。

 また、リアルで体験・体感することの意味や意義、良さなども改めて感じましたし、言語化してくださったのがものすごく腑に落ちました。

 まだ食べたことのない食べ物を食べた人は、五感全てで体感している。

 まだ食べたことがない食べ物を食べた人の話を聞いた人は、その人から聞いた事が知識として入ってくるだけ。

 体験しているのと、聞いただけとでは、大きな差がある。

 今回のように大会に実際に参加するということにも通ずる話ですし、子どもたちの学習方法にも通じます。座学では学べない、体験型学習が大事と言われる部分だなと思いました。むしろ、体験して「なぜ?」「どうして?」と感じてから、調べて学ぶほうが断然いいと再確認できました。

 今回は、私がこのことを持ち帰り伝えることになりますが、こういった機会に参加してもらえる人を増やすこと、リアルに聞いてもらえる場を作ることが、地域全体で同じ方向を向いて進んでいける土台になると思いました。

 2日目のお話も楽しみです。

 

 

〜2日目を終えて〜

 

 本日の先生方の講演もものすごく腑に落ちるものでした。

 人それぞれ、生まれつきある特性。一見すると「欠点」の部分もその子が持って生まれてきた大切な特性。それを矯正させることは、「自分はできない子」と思わせてしまう。これでは自己肯定感が低くなる。

 正直、日本の今の教育はこのパターンです。

 1日目の先生方がおっしゃっている事柄と真逆の教育です。

・寛容である →ルールを守らせる

・ちがいを認める →みんなと同じ

・まずはおとなが楽しむ、幸せになる →子どものために自己犠牲

・子育ては口出しせず、見守る →教える、導く、指導する

・心身ともに安心安全な場づくり →大人に管理された居場所

 不登校30万人という数字が、今の教育の限界を表しています。本日、全国のPTAの方々(=親御さん)がこれを聞いてくださいました。地元に持ち帰り、必ず良い地域となっていくと感じます。

 そして、「縁」の力。

 いろんな地域の方々の事例を聞け、繋がることができました。それぞれの地元で同じ思いで活動する仲間が増えたこと。地域をこえ、日本社会が良いものになっていくと信じます。

 well-being(ウェルビーイング)=健康で幸福な状態

 幸福=不自由や不満もなく、心が満たされていること

 サスティナブル=持続可能

 健康で心が満たされた状態が当たり前の世界

 その当たり前に感謝できる人々、そんなゴールを目指します。

 素晴らしい大会に参加させていただき、ありがとうございました!


参加された方からの個人の感想です。

貴重なご報告ありがとうございます。

 

東大阪市PTA協議会 事務局